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世界の名画、ジョン・エバレット・ミレイ。

ギャラリーアオキ

ジョン・エヴァレット・ミレイ (イギリス)1829〜1896

ミレイはイギリス南部サウサンプトンの裕福な家庭に生まれ、1840年、史上最年少の11歳で英国王立アカデミーの美術学校に入学を許可されるという早熟な少年であった。
しかし、1849年春、ミレイは美術学校の教授法に不満を持つ仲間とともに、秘密結社を思わせるPRBというイニシャルを入れた作品群をアカデミーの展覧会に出品し物議を醸す。これがラファエル前派の始まりである。
ラファエル前派とは王立アカデミーがイタリアルネサンスの巨匠ラファエルを模範と仰ぐ旧態依然の体制に対し反旗を翻し、ラファエル以前の初期ルネサンスの素直な表現を理想としようという考え方を持ったグループである。
発足当初は世間の非難を浴びたが1852年、ミレイがアカデミーに出品した「オフィーリア」が話題を呼びミレイの名が一躍有名となり1853年には英国王立アカデミーに準会員となった。
その後、ラファエル前派のスタイルを捨て人気作家としての道を歩み、死の直前にはアカデミー会長の座に登りつめる。


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 ミレイ オフィーリア  
オフェーリア
1852年
76.2x111.8cm 
ハートは切り札
1872年
65x81cm 
   
 エヴァリーン・テナント
1874年
107.9x80cm
二度目の説教
1863年
97x74cm 
   
秋の枯葉
1856年
104.3x74cm 
マリアナ
1851年
59x49.5cm
   

1856年
113x176.3cm 
 両親の家のキリスト
1849年
86.4x139.7cm