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作品解説 ベラスケス 1659年 油彩 カンヴァス 313x276cm マドリード プラド美術館 ルカ・ジョルダーノはこの絵を「絵画の神学」と呼んだ神学があらゆる学問の頂点にあるよう、この作品が絵画の最高例だという。 現代の批評家や芸術家も同じ意見であり「イラストレイテッド・ロンドン・ニューズ」誌の1985年の投票でも「最高傑作」に選ばれた。 この作品の主人公は画面中央に描かれた幼い王女マルガリータなのだがその後ろの鏡に王と王妃が映っている、つまり画面左のキャンバスに画家が描いているのは王と王妃で二人は画面手前に向こうを向いて立っているはずである。 ということは、王が見ている風景を描いたのがこの作品ということになる。王と王妃を直接登場させず鏡を通してそこにいることを暗示させる巧みな工夫とテクニックには脱帽である。 ベラスケスはまた、王女マルガリータの可愛らしさが引き立つよう画面右にいる小人のマリ・バルボラを描くなどベラスケスの王様ファミリーに対する気の使いように感心します。. この作品の詳しい説明は西洋絵画美術館「ラス・メニーナス」へ |
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