ジクレー[Giclee]の語源はフランス語のインクの吹き付けを意味しています。
インクをダイレクトに版画紙やキャンバスに吹き付けるコンピュータ技術を使った最新の版画技法です。
インクのミクロン粒子の直径は最小で15ミクロン程度と人間の赤血球位の大きさですので微妙な階調を表現する上で殆ど制約を受けません。
他の版画技法に比べ高精細でかつ鮮やかな発色が特徴で、顔料インクを使用するため耐光性にも優れています。
そして専用10色プリンタによりワイドガモットな色彩表現が可能になり色彩の正確な再現ができるようになりました。
制作行程で溶剤等を使用しないので、安全で環境にもやさしい技法です。
またジクレーは版やスクリーンを使用しないため、これまで制作行程に多くの時間と費用がかかった他の版画制作に比べ、大幅に制作期間を短縮することに成功し、追加プリントもオンデマンドで1枚からすばやく対応できますので、納期の短縮とコストの削減が可能となりました。
ジクレープリントは、高画質で高スピード、低価格を実現している現代の新しい版画技法です。
データ ゴッホ「ひまわり」 | ||||||||
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