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作品解説 クリムト 1907年 油彩 カンヴァス 180x180cm ニューヨーク ノイエ・ギャラリー 本作は、1900年から10年頃の「黄金様式」と呼ばれる、金と工芸的な模様を写実的な人物描写と融合させた絵画様式を代表する作品。「黄金様式」は、代々彫金師の家系に生まれたクリムトが、イタリア旅行で見た東方ビザンティン様式のモザイクや、ウィーンで触れた日本と東洋の美術工芸品から影響を受けて生み出した。本作の題名でもある「接吻」は、愛情を表現するにクリムトが好んで用いたモティーフ。男性の右手に添えられた女性の左手は、男性に身をゆたる女性心理を表し、草地の端にかかる女性の足は2人の愛のあやうさを暗示する。 |
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