天下人の美術
日本の美術史上最もダイナミックで優美な作品が多く描かれた「安土、桃山、江戸美術」を紹介いたします。この時代は戦国の覇権を確立した織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の時代を言いますが、当時は多くの大名によって築城や寺の建立が盛んに行われた時代で.その内部を飾る障壁画、屏風絵、襖絵など大画面に描かれました。作風は大胆かつ繊細で躍動感と優美さを併せ持つ大作が多く、それぞれの作品が圧倒的な迫力で迫ってくるようです。特に当時を代表する絵師、狩野永徳、長谷川等伯、尾形光琳などの作品からは現代に通じる「日本人の美意識」が長い年月を超えて私たちに語りかけてくるようです。
|
|
国宝 尾形光琳 「紅白梅図」 紙本金地着色 170x460cm MOA美術館
|
|
|
長谷川等伯 「柳橋水車図」 紙本金地着色 151x642cm 香雪美術館
|
|
|
|
鈴木其一 「群鶴図屏風」 紙本金地着色 各162.5x358.8cm プライスコレクション蔵
|
尾形光琳 「風神雷神図」 紙本金地着色 各166x183cm 東京国立博物館
国宝 長谷川久蔵 「桜図」 紙本金地着色 176x560cm 京都 智積院
国宝 尾形光琳 「燕子花図屏風」 紙本金地着色 各150x339cm 東京 根津美術館
|