第三回印象派展

まずまずの成功を収めた第二回印象派展の翌年、1877年、第三回印象派展が開催された。このグループ展もまた、前回同様正式名は「参加者全員の名前・・・による第三回絵画展」となった。参加者は18名で前回より一人少ない人数であったが、前回欠席のセザンヌも参加し、いよいよ印象派的色合いが濃くなり方向性がはっきりしてきた。また、相変わらずカイユボットの資金援助はグループ展に余裕を与えパリ市内のあちこちにグループ展を知らせるポスターが貼られ、約一か月間の集客は8千人を超えた。会期中には「印象派」という言葉が飛び交うようになり「印象主義」や「印象派」というものがどのような画風なのかが世間に認知されるようになってきた。

第三回印象派展に出品した作品

カイユボット「パリの通り・雨」
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セザンヌ「デザートのある静物」

ドガ「エトワール」
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ピサロ「ポントワースのレ・マチュランの庭」

ピサロ「ポートワースのコート・サン・ドニ(赤い屋根)」

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